働く社員の声
海外業務グループ
HOSOKAWA
経営情報学部卒
2012年入社呉支店
2015年
IT推進部
(現:デジタル戦略推進部)
2018年
日本エネルギー経済研究所 出向
2020年
原料部
(現:資源・海外業務部)
経営情報学部卒
2012年入社
資源・海外業務部では、都市ガスの原料となる液化天然ガス(LNG)を諸外国から輸入する原料調達、海外における発電事業の運営・管理と新規事業参入の検討に加え、環境貢献につながるグリーン電力の販売にともなう業務などを手がけています。
その中で、私は、原料調達に関する検討と新規施策の立案などを担っています。世界各地で紛争が勃発し、地政学リスクが表面化するなか、安定供給は最重要ミッションです。長期的な市場予測と変化への迅速な対応を図りながら、調達先の多様化やコスト低減に努めています。
原料調達は長期契約が多く、一方で日々移り変わる国際情勢のなかでは、契約当初の想定とは異なる事態が発生することもあり、スピーディーで、正確な意思決定が求められます。そのため、同僚と協力して日々取得する情報の整理に努めるとともに、案件の重要度に応じて会社上層部に対する報告・連絡・相談を迅速に行うことを意識しています。
また、商社、船舶会社、海外のLNG事業者、トレーダーなど関係者は多岐にわたることから、対応すべきことが同時に複数発生する状況もあるため、その際はタスク管理の徹底を心掛けています。お客さまの暮らしや社運に関わる重責な業務ではありますが、やりがいや喜びはひとしおです。
入社時に配属された呉支店は、とてもアットホームな雰囲気でした。また、支店は本社のさまざまな部門が行う業務が凝縮されたところであったため、幅広い業務が経験でき、多くのことを学びました。当時の上司からの「失敗を恐れるな」という言葉は印象に残っており、新しいことにも積極的に挑む姿勢が培われました。
そして、これまで社外のシンクタンク機関への出向を含めて4部門を経験し、多様な職種や価値観に触れたことも、私の強みです。現在の業務からは、難しい折衝においても、想像力や受容力を持ちながら、両社の妥結点を探る胆力が養われたと感じています。
私の部署では、国際情勢や経済動向など幅広い情報の分析、あらゆるリスクの想定とそれに応じた複数パターンの施策のシミュレーション、そして最適なアクションが求められます。日々の情報収集を重視し、国内主要メディアはもちろん海外のエネルギー業界の動向をチェックすることもルーティンにしています。
また、社外の方々との交流も重要な情報源であると考えています。専門性の異なる方々の知見からは多くの学びが得られ、仕事に対するモチベーションにも繋がっています。
まずは現在の業務に関する知見を深め、より多様な経験を重ねて、所属部門への貢献度をさらに高めていきたいです。脱炭素社会に対する機運の高まりや国際情勢の変化を受けて、今後は原料調達のあり方も変わっていくかもしれません。
過去の常識や実績にとらわれず、将来を見据えたうえで最適解を見極め、会社にしっかりと進言できる人材に成長したいです。もし他部門に移ることがあっても、新しい出会いと変化を楽しむことができる人材でありたいと思います。