働く社員の声
導管建設グループ
ISHIDA
工学部卒
2017年入社供給保安部
2019年
供給設備部
工学部卒
2017年入社
私が所属する供給設備部 導管建設グループは、ガス管を道路に埋設するためのルート検討・協議をする設計担当、工事の許可をもらうために自治体に申請する申請担当、ガス工事を管理・検収する建設担当の3つのチームで業務にあたります。
その中で私は、東広島と廿日市地区および幹線道路における設計を担当しています。まずは工事が可能か調査し、ガス管を埋設するルートや、必要な圧力を確保するための管径を検討して設計図面を作成します。設計業務には、大学で専門外だった土木の知識等が求められ、苦労することもありますが、自らの業務を通じて、お客さまに都市ガスを送り届けることで、日々の暮らしを支えていると思うと充実感があります。
基本的にガス管は道路に埋設しますが、広島は河川が多い地域でもあり、時には橋梁にガス管を添えて河川を横断する工事や、地面を掘らない非開削で河床を横断する工事があります。古いガス管を入れ替える工事では、お客さまへの配慮や、近年の環境意識の高まりを受けて、非開削での入れ替えや補修も行っています。これらの特殊工事は自治体や道路管理者との協議に時間を要し、難しい工事となるため試行錯誤を重ねながら乗り越えています。
また、重要なガス導管網での切り替え工事の際は、ガスを止めずに工事を行うため、社内調整や事前テストにも奔走しました。やはり通常と異なる工事の経験が、より強く印象に残っています。
入社時はガスや土木に関する知識がなく、ガスの圧力に種類があることも知りませんでした。先輩方からの指導や、工事での経験を通じて知識を習得しました。また、業務に関連するガス主任技術者や土木施工管理技士の資格を取得したことも日々の業務に役立っています。
そして、現在の業務は、お客さま、自治体、元請け会社、地域の方々とのコミュニケーションのうえに成り立ちます。加えて、仕事を通して、様々な立場の方に配慮できる多角的な視点や協調性、スムーズに業務をすすめるためのしっかりとした事前準備の習慣も養われました。
入社1年目に配属された供給保安部 保安グループで、私のメンターを務めた先輩にはとてもお世話になりました。24時間365日社員が交代しながらガス供給の保安にあたり、現場には基本2人1組で出動し、夜間の対応にもペアで駆けつけていました。現場ではお客さまと直接会話することも多かったため、適切な対応や言葉づかいを一から教わり、親身になって支えてもらいました。
現在もメンターの方とは一緒の職場で業務を行っています。当時と仕事内容は変わりましたが、また協力し合いながら働けることをうれしく思っています。
今後はさまざまな工事を主導できる力を養いつつ、これまで培った工事の経験も活かして、後進に知見を継承するポジションを目指したいです。
また、さらに長期的に安定したガス供給を行うためにガス工事の知識や経験も、一層高めていくつもりです。引き続き、より多くのお客様に都市ガスをご使用いただくために、業務に励んでいきます。